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趣味と日常と妄想のごった煮。 ネタバレしてるので要注意。
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もうすぐ『レディ・ジョーカー』文庫版が出るため、頭の中を高村に戻すために再読中です。




実は先日まで読んでいた伊藤計劃の『虐殺器官』にショックを受けまして…… 読了後は言葉が出て来なかったくらい!
久し振りに物凄い本を読んだ実感に震えました。
今年はまだ始まったばかりだけど、2010年マイベスト3書籍に入る(それもおそらく1位なんじゃないかな)と思います。

しかし本当に凄い小説だったけれども、全ての友人にオススメできる本ではないなぁ、というのが正直な感想です。

戦場や殺戮の描写が生々しくかつグロステクなのです。でも其処を読み飛ばしてしまうと主人公の置かれた状況や、精神的な苦痛や煩悶や……ううう~ん。 とにかく人(特定の個人)と人々(罪無き民間人)の、死と生がキモなので、虐殺シーンから目を背けてはストーリー自体が成り立たない。
私はスプラッターを全く受け付けないのですが、これはそれとは別物なので読めました。

表面的には残酷な描写の連続でありながら、内面はとても繊細で綺麗な小説でした。

伊藤計劃
早川書房
発売日:2010-02-10


内容(「BOOK」データベースより)
9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。

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