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柴田よしき 『RIKO―女神の永遠』 読了。
読み始めたら止まらなくなって、2日で読んでしまいました。
初読はアホかってくらい読むのが遅い人間なので、2日はかなり入れ込んで読んだ方だと思います。
「柴田さん(特にRikoシリーズ)は一部女性読者に熱狂的に受け入れられる一方、男性読者の中には拒絶反応を示す人も現れる」 という話は聞いていたけど、確かにこれを嫌がる男性がいると云うのは分かります。
少年が男にレ○プされる裏ビデオに、演技ではない事件性を感じた刑事が……
と、こんなショッキングな幕開けで――
以下、ネタバレ&18禁的感想
読み始めたら止まらなくなって、2日で読んでしまいました。
初読はアホかってくらい読むのが遅い人間なので、2日はかなり入れ込んで読んだ方だと思います。
「柴田さん(特にRikoシリーズ)は一部女性読者に熱狂的に受け入れられる一方、男性読者の中には拒絶反応を示す人も現れる」 という話は聞いていたけど、確かにこれを嫌がる男性がいると云うのは分かります。
少年が男にレ○プされる裏ビデオに、演技ではない事件性を感じた刑事が……
と、こんなショッキングな幕開けで――
以下、ネタバレ&18禁的感想
まぁ扱っている事件もそうなんですが、描写はそれ程ではなくてもシチュエーションは結構ハードでして、性別問わず読み手を選ぶ作品なのかもしれません。
村上緑子(Riko)はなかなか優秀な刑事で、優秀ゆえに同僚たちから足を引っ張られる。
ついでに女としては大変奔放で魅力的である。 いわゆるこれはよくある女性刑事の典型的な設定ですね。
緑子がそのプロトタイプと違うのは、かつて上司と不倫関係にあってその妻に刺され、その愛人でもあった上司に裏切られて捨てられ、そのうえ同僚(先輩)達にレイプされた過去があるんだけど、今回の少年連続レイプビデオ事件でその元愛人の上司や同僚達と仕事をする事になる。もちろん気まずさ120%なんだけど、そこでなんと彼女は自分をレイプした同僚をレイプ仕返し(つまり女が男をヤっちゃう)、そしてまだ未練タラタラの上司と寝た上で振る。 ついでに交通課の女性警察官とは百合の間柄だったりもする。(この他にちゃんと男の恋人もいます)
なんかもう、本当に性的にテンコ盛りの女なんですよね。
でもねー 彼女は決して淫らな女じゃないんですよ。
本当は純粋で可愛い女なんだけど、周りがそう見てくれないの。
この辺が切ないと言うか、悔しいと言うか……
男にゃわかんねぇだろうなぁ 女の本当の苦労ってモノが。って、感じなのです。
そして、色々な意味で↑のように感じた事がある女性は、読んでみてもいいかもしれないと思ったので、私はココでこうしてダラダラ書いている訳です。
そして本編の方はそんな緑子個人のアレコレを他所に、少年レイプビデオ事件にまた様々な要因が絡んで、さらに緑子を翻弄していく――と。
でも始めにお断りしたように、描写はそれ程キツくはありません(確り書いてはあるけどね)
エロ本じゃなくてミステリというかサスペンスというかハードボイルド?なので普通に買って読めますし、つか、この作品は第15回横溝正史賞受賞作ですからストーリーの面白さはお墨付き。
宜しかったらどうぞ読んでみて下さいませ。
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Comment
いえいえ私も……
私も発端の事件が気になって本を手に取った口です。 (^。^;;
『RIKO―女神の永遠』は作者さんのデビュー作でもあるので、こなれていない部分もあるのかもしれませんが、「これが書きたいんだー!」っていうのかヒシヒシと伝わって来ます。
緑子は憎みながらも男達を愛しているし、男の方も(たとえ彼女を理解できなくても)緑子を愛してて、その分余計に切なかったですよ。
愛があっても、やっぱり相互理解は難しいのね。。。
閑話休題
それで続けてRikoシリーズを読もうと思ったんですが、近くの本屋さんに1冊も無くて(!) 『聖なる黒夜』を読み始めました。
Rikoシリーズ2作目から出てくるキャラが主役で、なおかつ読む順番を入れ替えても大丈夫なお話らしいと聞いたのでコレを買ったのです。
プロとしての経験を積まれて文章も格段に読みやすくなっているし、『女神の永遠』より運びもスムーズです。
バイセクシャルのヤクザさんやらゲイの刑事さんなど、役者が更に増えてます(^^)v
『RIKO―女神の永遠』は作者さんのデビュー作でもあるので、こなれていない部分もあるのかもしれませんが、「これが書きたいんだー!」っていうのかヒシヒシと伝わって来ます。
緑子は憎みながらも男達を愛しているし、男の方も(たとえ彼女を理解できなくても)緑子を愛してて、その分余計に切なかったですよ。
愛があっても、やっぱり相互理解は難しいのね。。。
閑話休題
それで続けてRikoシリーズを読もうと思ったんですが、近くの本屋さんに1冊も無くて(!) 『聖なる黒夜』を読み始めました。
Rikoシリーズ2作目から出てくるキャラが主役で、なおかつ読む順番を入れ替えても大丈夫なお話らしいと聞いたのでコレを買ったのです。
プロとしての経験を積まれて文章も格段に読みやすくなっているし、『女神の永遠』より運びもスムーズです。
バイセクシャルのヤクザさんやらゲイの刑事さんなど、役者が更に増えてます(^^)v